Komifloで読める2020年よかったエロ漫画10選
ご無沙汰してます。昨年に引き続いて今年もやるよ。今年は肺炎に罹る、女に蒸発される、骨折する、そして会社を辞めるなどのイベントが目白押しで、人生の不可逆性を否応なしに思い知らされた一年だった。例年にもましてエロ漫画には助けられたように思う。社会情勢も混迷の一途をたどっているなか、コンスタントに優れた作品を世に還元してくださっているエロ漫画家の方々には感謝してもしきれない。だからこそ、10作品まで絞り込む作業には相当の痛みをともなった*1。悪いがこれも仕事なんでな。はい、行きます。
- 快楽天 2020.04 「仲良くしてね」 いだ天ふにすけ。マッチングアプリのプロフィールに「マカロニえんぴつが好きです」とか書いてる女はだいたいこのようにして一生を終える。エロ漫画ナイズドされた竿役とは一線を画した、あ〜いるいるとなるクズ男の人物造形が巧い。
- 快楽天 2020.07 「プラトニック革命」 七ツ田。無知シチュだけど常識がバグっているのでめちゃくちゃエロいというやつ。さらに上を期待させる引きもすごい。単行本では続編描いてほしいですね。
- COMIC BAVEL 2020.08 「愛しのオーク様♡」 みぞね。これまで異種姦ものにはあまりピンと来ていなかったのだが、この作品が蒙を啓いてくれた。実在しない形状の肉体が織りなすダイナミクスが素晴らしいです。
- 快楽天 2020.08 「主従ストロール」 小中えみ。犬になりて〜
- 快楽天 2020.08 「限界突破ライブラリー」 ごさいじ。おねショタもの。大好きなお姉さんが実はサキュバスで、しかもレベルドレインまでしてくれるなんて! お子様ランチか?
- HOTMILK 2020.09 「雌吹 -メブキ- 2」 えいとまん。やっぱこれだね。堕ちていく女を描くことにかけて、えいとまん先生の右に出る者はいない。前作からの服装・性格の変化、匂いによる発情、屈従と媚態、人生をズタボロにする絶頂描写。どれを取っても一流のプロの仕事です。
- BEAST 2020.09 「先生のいちばん」 7x2。教え子もの。未成熟な肢体のファムファタール的な少女に人生台無しにされて〜というパッションがすごい。地味に乳首いじってくれるのもありがたい。昏いオチも少女が自分からはアンコントローラブルであることを示していて好み。
- BEAST 2020.10 「新しい性活」 Cuvie。人妻もの。日々の服装の変化を通じて静かな昂ぶりを描く手腕が図抜けている。あと絶対洋画みたいな服の脱ぎ方だろっていうね。不貞ものでありながら爽やかな春の日のような読後感なのもいい。
- BEAST 2020.12 「放課後限定♡すぺしゃるメニュー」 五月猫。立ちバックと二回戦を誘うシーンが最高。二回戦で女の子が説明口調になっているのもいいです。私はそうと知覚する前に青春時代を終えたので一生このような幻影を求めて彷徨うことになります。
- 快楽天 2021.02 「寄り酔い寝ざめ」 亜美寿真。とにかく激戦区だった最新号の中でも際立っていた作品。お酒の勢いに頼らないという新機軸。男がギラつくシーンで私も思わずメス顔になりました。
今年はこんな感じでした。このようにエロ漫画を選ぶという営為は、おのれの魂の輪郭を明確にすることを意味する。昨年の記事を受けて、各々の魂のあり方を示してくれた方々の記事をここで紹介したい。
- 今年のKomifloで読めるエロ漫画16選 - アニメを見る機械
- Komifloで読める今年良かったエロ漫画10選 2020 - 世界で一番うなぎがうまい
- Komifloで読める自分の好きなエロ漫画2020 - 書き置き
みなさんもぜひ。
ところで、KomifloではWANI ANTHOLOGYという特別号を設けて、すでに単行本に収録されている過去作を再配信している。過去作であることから今回は選外としたが、どうしても紹介したい作品が2つある。
- WANI ANTHOLOGY Vol.1 「シルエット」 えーすけ。家出少女もの。天才作家の紛れもないマスターピース。しっとりとしたイントロから着衣のまま(!)ただただ快楽を貪る描写の爆発に至る様は見事としか言いようがない。教科書に載せろ。続編(「シルエット2×2」)になっても一切ダレないのもすごい。
- WANI ANTHOLOGY Vol.4 「ななみごろ」 ほた。おねショタ(インピオ寄り)の傑作。おねショタの真髄はいかにショタが溺愛されているかにあると見つけたり。Komifloでもコメントしましたが、何度も読み返し、日々の糧としています。先生が成人誌に凱旋される日を願ってやみません。
以上。重要なインフラを手がけている出版社の方々、Komifloサービス運営の方々もありがとうございました。よいお年を。